電気及び水素運搬船
再エネ電力や再エネ電力で作った水素を消費地へ運搬するもので、道内では、株式会社パワーエックスが室蘭市や苫小牧港管理組合と連携し、電気運搬船の活用に向けた取り組みを進めています。
電気及び水素運搬船が電力需給を調整、国内外へ電力供給支援を行うことも期待
再生可能エネルギーで作った電気や水素を消費地へ運搬
- 北海道における再生可能エネルギー導入量は今後も増え続ける見込みで、海底送電ケーブルの増強だけでは、本州への送電がまかなえなくなる可能性が高い。電気及び水素運搬船はその解決策の1つとなります。
- 電力系統の補完、洋上風力発電からの送電などの役割が期待されます。
- 離島間の送電などにも活用でき、海底送電ケーブルの保守点検費用などコストの問題を解消できることがメリットしてあげられます。
- 電気エネルギー源となる水素を液化(体積が1/800)することで、大容量輸送と長期間貯蔵が可能です。
<参考事例>
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写真:Power Ark 100 将来イメージ画像 画像提供:株式会社パワーエックス
パワーエックス社世界初の電気運搬船実証実験
- 2023年7月に室蘭市と連携協定を締結、2026年から、室蘭港を母港として各地で実証事業を検討しています。
- 2023年12月に苫小牧港管理組合と連携協定を締結し、電気運搬船と蓄電池の利活用による港湾脱炭素化と地域振興に向けた取組を検討しています。
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画像提供:株式会社パワーエックス
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画像提供:株式会社パワーエックス
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画像提供:川崎重工業株式会社
川崎重工の大型液化水素運搬船
- 川崎重工の大型液化水素運搬船は、液化水素を大量に輸送することを目的に開発されている船です。
- 液化水素の輸送技術の革新により、カーボンニュートラルの実現に貢献することを目指し実証を行います。
- 国内最大級となるグリーン水素製造拠点建設を進めている北海道は、将来的に水素運搬船接続の適地となり得ます。