【北海道地方環境事務所】札幌大学にて「環境金融論」を実施しました(2024年秋学期)
実施の背景
TSHの構成機関であり、人材育成WGのメンバーでもある北海道地方環境事務所が、札幌大学や他のTSH構成機関との連携のもと、同大学において「環境金融論」(経済学専攻専門科目)を実施しました。
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授業概要
時期
2024年秋学期(2024年9月27日〜2025年1月17日)
テーマ
脱炭素社会への移行など持続可能な経済社会づくりに向けて、環境・社会・経済に焦点を当てたESG金融が世界的に拡大している。長期的な視点から社会課題の解決と成長の同期を指向するというESG金融の考え方は、これまで地域金融機関がになってきた地域資源の発掘と地域課題の解決を両立するという役割をさらに強化することの重要性を示唆する。本授業では、環境省と札幌大学のコラボレーションに基づき、地域共創に資するこの「ESG地域金融」を学ぶ機会を提供する。
到達目標
ESG地域金融の推進に欠かせない地域における協働と実践の構想力を身につける。地域金融機関だけでなく、地方自治体や地域の企業で働こうと考える学生にとって有益な知識を得ることができる。
授業内容
- 環境問題と環境行政、ESGへの取組(国際、日本、北海道)
- 環境問題への経済学的アプローチ(市場の失敗、環境規制、金融機関の役割)
- ESG地域金融の実践とESG地域金融のあり方についてのグループワーク
- ESGと企業投資、金融投資、およびグリーンローンの金融技法