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北海道・札幌宣言


G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合の開催にあたり
脱炭素社会の未来を拓く北海道・札幌宣言を発表

G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合

G7気候・エネルギー・環境大臣会合は G7サミット(首脳会合)に関連して開催される閣僚会合の一つで、サミットにおける議論の基礎ともなる重要な会合であり、札幌市(札幌プリンスホテル)会場として2023年4月15日~16日に開催。

パリ協定の精神を踏まえ、産業革命以来の化石燃料中心の経済・社会、産業構造をクリーンエネルギー中心に移行させ、さらに、炭素中立、循環経済、自然再興を統合的に実現するため、経済社会システム全体の変革であるグリーントランスフォーメーション(GX)のグローバルな推進等について議論されました。(※環境省Webサイトより引用)

G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合開催の記録(外部リンク)


脱炭素社会の未来を拓く北海道・札幌宣言

 

G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合の開催の機会を捉え、北海道及び札幌市は、脱炭素を通じてエネルギ―の地産地消と道内経済の活性化、日本及び世界のGXに貢献していくことについて、「脱炭素社会の未来を拓く北海道・札幌宣言」を発表しました。


脱炭素社会の未来を拓く北海道・札幌宣言
~脱炭素エネルギー基地を目指して~

一、北海道と札幌市は、国内の地域脱炭素のフロントランナーとして、官民一体となって、省エネの促進はもとより、再生可能エネルギーの最大限の導入と地産地消やこれを生み出す生産・研究拠点の国内外からの誘致を積極的に進め、生活の向上や経済の発展につなげます。

一、北海道と札幌市は、本道と本州の大消費地を結ぶ海底直流送電インフラの早期整備を促進し、洋上風力をはじめ本道の豊富な再生可能エネルギーを供給するなど、日本全体の再生可能エネルギーの導入推進に貢献します。

一、北海道と札幌市は、再生可能エネルギーを活用する半導体やデータセンターなどの産業の振興、蓄電池や水素・アンモニア、CCUS、合成メタン、合成燃料など新しい脱炭素技術の導入や人材育成などに取り組みます。

一、北海道と札幌市は、国内外の企業の参画も得て、世界的な環境金融の資金も呼び込みながら、こうしたGX関連事業を推進します。

一、北海道と札幌市は、これらを含む様々な取組によって培う知見と経験を国際社会に発信し、世界のGXに貢献します。

2023年4月15日
北海道知事 鈴木 直道
札幌市長 秋元 克広