金融機能の強化・集積 を図る札幌
GX投資をリードする、アジア・世界の「金融センター」へ
札幌は、北海道の中心都市であるとともに、都市と自然が調和した世界でも類を見ない魅力的な都市です。 こうした都市の魅力を活用しながら、北海道の経済の中心であるとともに、充実した都市基盤や大学等の研究機関の集積など優れたビジネス環境を有している札幌に、国内外から資産運用会社等を呼込むことで、資金、企業・人材、情報が集積するアジア・世界の「金融センター」を目指しています。
金融機能の強化・集積概要
「GX・金融資産運用特区」としての取組
「金融・資産運用特区」とは
国内・海外の金融・資産運用会社の新規参入や業務拡充を通じて、海外の投資資金も取り込み、スタートアップなどの成長分野へ十分な資金が供給される環境を実現するため、金融庁と意欲ある地域が協働し、関係省庁と連携しつつ、金融・ビジネス・生活環境関連の規制改革や英語対応等の行政サービスの充実など必要な支援を実施し、金融・資産運用サービスの集積・拡充と成長分野の発展を目指すもので、国内では北海道・札幌市を含む4都市のみが対象地域となっています。 北海道・札幌は、豊富な再生可能エネルギーを最大限活用したGX投資を呼込むため「GX金融・資産運用特区」として、金融・資産運用サービスの集積・拡充やGX産業の集積に資するビジネス・生活環境の整備に係る規制特例措置について、国家戦略特区制度を活用しながら取り組んでいきます。
金融・資産運用特区内で実現・検討している取組一覧
金融・資産運用特区については、資産運用立国実現プランを受けて、金融庁を中心に、関係省庁や意欲ある自治体と連携の上、具体的な検討を進めており、北海道・札幌に関する取組は以下のものとなっています。
国内外の金融・資産運用業者、フィンテック事業者の創業や拠点開設に関する支援
- 海外企業等が事業をしやすい環境を整備するためのサポート窓口
- 外国人銀行口座の開設支援
- 日本参入時の法人設立に伴う手続きの英語対応
- スタートアップへ投資する外国人投資家向け在留資格の創設
- 銀行によるGX関連事業に対する出資規制の緩和
- 事業全体に対する担保制度（企業価値担保権）の創設
- （国の補助金を活用した）財産処分承認基準の明確化
- 資産運用業におけるミドル・バックオフィス業務の外部委託の促進
- 課税の特例制度（国内外の金融・資産運用業者、フィンテック事業者向け）
- 北海道雇用労働相談センター（HECC)
GX事業の集積や推進に関する支援
- 高度人材ポイント制の特別加算の対象となる自治体の支援措置の明確化
- 洋上風力発電設備の設置・保守に係る外国船籍の利用に係る特許の手続きの明確化
- 風力発電事業に係る環境影響評価の在り方の検討
- 排他的経済水域における洋上風力発電設備の設置
- 圧縮水素の貯蔵量上限の緩和
- 課税の特例制度（GX関連事業者向け）
- データセンターREITの組入れ対象となる資産の明確化
- 外国人エンジニア就労促進事業（Sapporo Engineer Visa)
「国家戦略特区」を活用した規制改革のアイデアを募集しています
北海道が「国家戦略特区」に指定されたことを受け、「GX」「金融」の分野に限らず、幅広い分野の規制改革を活用することが可能となりました。北海道・札幌市では、事業者・団体の皆様から、より一層ビジネスしやすい環境を整えるための規制改革のアイデアを募集しております。
