【札幌市】Climate Bondsなど主催のファイナンスセミナーに出席

　国際ＮＧＯ「クライメート・ボンド・イニシアチブ（以下「Climate Bonds」）」などが主催する「クライメートトランジションファイナンスセミナー」が2025年７月22日に東京都内で開かれました。脱炭素をめぐる政策や投資機会などが活発に議論される場に札幌市から西山香織ＧＸ推進担当局長がパネリストとして出席。「北海道には全国随一のポテンシャルがあるので、北海道でＧＸが成功しなければどこの土地でも成功できないと思い、強い心で進めている」と認証制度やＧＸ情報プラットフォームなどの取り組みをアピールしました。

　セミナーは金融や公的機関、その他様々な業界から80人超が参加する盛況ぶり。西山局長はＧＸ推進機構の高田英樹氏、Climate Bondsの渡邊有美子氏とパネルディスカッションに登壇。ＧＸを通じて地方創生を進める立場から「再エネを軸としたサプライチェーンを構築するところまで踏み込んでいかないと、バンカブル（投融資する価値がある）に持続しない」と課題を挙げ、人材誘致の必要性なども語りました。ＧＸ金融・資産運用特区への指定から１年がたち、一層取り組みを強化するべく「来て、見て、触れる金融特区というのが私たちの売り。ぜひ実際の土地を見てください」と呼びかけると、参加者から歓声が上がりました。
　休憩時間を利用したネットワーキングの時間も設けられ、異業種間の交流で盛り上がっていました。

　Climate Bondsと札幌市、北海道は昨年12月に共同声明を発表しており、今年５月にはClimate Bonds主催の意見交換会に参加するなど、連携を深めながらＧＸ推進に取り組んでいます。